スタビライゼーショントレーニング(以下スタビライゼーション)とは、「姿勢や動作を調整し、
姿勢や動作の改善は、運動パフォーマンスの向上だけでなく、心身
スタビライゼーショントレーニングを取り入れ、健やかで豊かな日
スタビライゼーションのメリット
① 運動パフォーマンスの向上
正しい姿勢で獲得された筋力とそのバランスは、技術やパフォーマンスの向上に繋がります。
逆に、バランス能力が低下すると、適切な練習効果が得られなくなります。
スタビライゼーションを通じて筋肉と神経の協調性を促進し、バラ
② 障害予防
姿勢が悪い状態が続くと、身体にゆがみが生じ、痛みをはじめとす
また、バランス能力の向上は、ランニングエコノミーの改善や動作リカバリーにも繋がります。
スタビライゼーションの注意事項
目的を間違えない
以下のような失敗例がありがちですので注意をしておこないましょう。
- ゆっくりおこなうべき種目を速くおこなう
- 回数や時間を優先し、姿勢を崩しながらもおこなう
競技力アップのスタビライゼーションの紹介
1. 基本姿勢
- プローンポジション(伏)
- スパインポジション(仰)
- ラテラルポジション(側)
- スタンディングポジション(立)
2. 基本動作
- エクステンション(伸)
- フレクション(屈)
- アダクション(内旋)
- アブダクション(外旋)
- ローテーション(回)
3. 基本負荷
- スタティック(静)
- ダイナミック(動)
- バリスティック(反)
- レジティブ(抵抗)
4. 基本効果
- 支持力、安定性
- 可動性、可動域、柔軟性、
- 重心や軸の把握、バランス能力、
- 姿勢反射
参考文献
リンク
正しいやり方を理解できていないと効果がありませんので、興味のある方は是非読んで見ることをお勧めします。
補足
この本の著者である小林敬和さんは、当時の日本陸連の強化部長を務めていました。
十種競技を専門としており、その当時の教え子と言えば・・・武井壮選手です!!
あの有名選手が何と、この本の中でトレーニングのモデルになっています。
当時の武井壮に出会える本、それだけで一読の価値ありです。
メニュー例
以下は種目確認用です。挑戦してみて下さい。
W-upバランスチェック
- スタンディングスプリント
- プローンハンドフット2点支持
- スパインハンドフット3点支持
- ラテラルハンドフット
① エルボーフットLv.1(各1分)
- プローン
- ラテラル(左右)
- スパイン
② ハンドフットLv.1(各30秒)
- プローン
- ラテラル(左右)
- スパイン
③ エルボーフットLv.2(各15秒)
- プローン(片手伸)×2
- プローン(片足伸)×2
- ラテラル(片足曲)×2
- ラテラル(開脚)×2
- スパイン(片足伸)×2
④ ハンドフットLv.2(各15秒)
- プローン(片手伸)×2
- プローン(片足伸)×2
- ラテラル(片足曲)×2
- ラテラル(開脚)×2
- スパイン(片足伸)×2
⑤ ダイナミックプローン(各10回)
- ハンドニークロス×2
- エルボーフットクロス×2
- ハンドフットクロス×2
- ハンドニーローテーション×2
- ハンドフットローテーション×2
⑥ ダイナミックスパインLv.1(各10回)
- バックレッグツイスト
- バックニーストレッチ
- バックニーストレートアップダウン
- バックオープンクローズ
- バックシングルニーストレッチ
⑦ ダイナミックスパインLv.2(各10回)
- ニーベントシットアップ(クロス)
- ハンドヒールヒップアップダウン
- ハンドヒールレッグスイング×2
- V字シットアップ(クロス)
- トウタッチ(クロス)
⑧ スタンディング(各5回)
- フットバランス(前後左右内外)
- フォアスイング×2
- バックスイング×2
- スプリントダイアゴナル×2
- ニーストレートスクワット×2
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