No.258 テスト期間のメニューの立て方

エキスパート

学生の場合は、テスト期間になると部活動での練習がなくなることがあります。

また、社会人でも仕事の都合で練習に時間が割けないことがあると思います。

ここではそんな方向けにテスト期間における練習の考え方やポイントを紹介します。

練習計画の際のポイント

① 本業最優先

学生の本分は学業です。特に進学校の生徒は学業の時間をしっかり確保しましょう

計画的に学習を進めることが重要で、学力も申し分ない人はいつも通りに練習しても良いですが、

ちょうど良い機会なので身体をリフレッシュしつつ、学業でもより上を目指すのが良いでしょう。

② 高強度練習で時短

学習時間を確保するためには、練習時間を最小限にし、効率良く練習する必要があります。

ここで大事なポイントは、「負荷=強度×時間」というトレーニング原則を理解することです。

つまり、高強度な練習をすることで時短メニューでも身体への負荷を維持することができます。

③ 適度に有酸素

休養をとり、5日以上有酸素に刺激を与えない場合は、徐々に有酸素能力が低下していきます。

個人的には、最低でも3日に1回程度は有酸素系の練習を取り入れると良いと思います。

有酸素運動は30分以上継続すると効果的なので、時間を作れる日に取り入れましょう。

テスト期間の練習案

要点をまとめると「適度に有酸素、それ以外は高負荷、練習しない日は筋トレ」となります。

練習案①

まずは、この案を参考に練習量を調整してください。

30jog 調整練習
30jog 調整練習
筋力トレーニング  補強
off
200×5×2 調整練習
40jog+200×5 調整練習
off
60jog 調整練習
200×5×2 調整練習
筋力トレーニング テスト初日
off テスト2日目
40jog+1000 テスト最終日

練習案②

まずは、この案を参考に練習量を調整してください。

30jog+WS 調整練習
1500m 大会
off
30jog+200×3 調整練習
腕立×20、腹筋×30、背筋×40 補強
40jog+200×5 調整練習
off
200×5 テスト初日
腕立×20、腹筋×30、背筋×40 テスト2日目
40jog+200×5 テスト最終日

テストに挑む際のアドバイス

文武両道

学業も競技も全力で頑張りましょう。学業で手を抜くと競技にも支障が出ます。

それ以上に、常に高みを目指し、努力できる習慣作りが競技にも好影響を与えるはずです。

普段から完璧にしてテスト勉強にも早く取り組むため練習を継続しても支障がない。
試験の成績が悪く、再試験や課題提出のため部活に参加できなくなる。

相乗効果

集中力が途切れた時には、身体を動かしてリフレッシュすると集中力が戻ります。

また、適度な運動をすることで脳の血流を促し、記憶力の向上にも繋がります。

歩きながら、スクワットしながら、ストレッチしながら単語を覚える。
集中力が途切れたため、スマホを触ったり、漫画を読み始めて時間が過ぎてしまう。

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