あなたはランニングウォッチを選ぶ際にどのような点を重要視しますか?
ランニングウォッチは、ランニングを楽しむうえで重要なアイテムのひとつです。
- ランニングウォッチは、何を基準に選ぶと良いですか?
- ランニングウォッチは、どのように活用できますか?
- オススメのランニングウォッチはありますか?
この記事では、こんな質問にお答えしていきます。
この記事を読んでいけば、ランニングウォッチの選び方や活用方法、オススメのランニングウォッチなどについて知ることができます。
以下の内容を参考にしながら自分に合ったランニングウォッチを探し、より良いランニングを楽しみましょう。
ランニングウォッチの選び方
まずはランニングウォッチを購入する際に、注意すべき3つのポイントを確認しておきますね。
- 求める機能
- 価格(コスパ)
- 使いやすさ
この3つのポイントは最低限必要なので、それぞれ具体的に確認していきましょう!
① 求める機能
まずは、あなたがランニングウォッチに求める機能をあげてみましょう!
参考として、私が思う最低限必要な「必須機能」とその他の「追加機能」に分けてまとめてみました。
- 必須機能:防水機能、ラップメモリー機能
追加機能:GPS機能、連続駆動時間、心拍測定機能、スマホとの連携機能、音楽再生機能
まず、ランニングウォッチの最低限の機能として、防水機能とラッププメモリー機能は必須です。
これらの機能を備えていないものは、そもそもランニングに適していないためランニングウォッチとは言えません。
追加機能については、必要だと思うかは個人差があるため、このような分類にしています。
それぞれの項目について簡単にまとめておきますので、参考にしてください。
- 必須機能について
- 防水機能:ランニング中に突然雨が降ることはよくあるので必須
ラップメモリー機能:時間やペースの管理はトレーニング効果に関わるので必須
- 追加機能について
- GPS機能、心拍測定機能:トレーニング効果がわかりやすいので、あった方が良い
連続駆動時間(充電時間):GPS機能などは、電池の消費が激しいため重要
スマホとの連携機能や音楽再生機能:それほど重要性は高く無いが、欲しい機能
また、上記に挙げたような追加機能がある時計のことを、スマートウォッチとも呼びます。
追加機能を求める場合はスマートウォッチを購入する必要がありますが、必須機能の確認も忘れ無いようにしてください!
② 価格(コスパ)
お金に余裕がある人以外は、次に重要視すべきなのは価格だと思います。
「求める機能」と「価格」を比較し、コストパフォーマンスが良いランニングウォッチを選んでいきましょう!
選択肢 | 機能 | 値段 |
---|---|---|
一般的なランニングウォッチ | 必須機能のみ | 安価 |
スマートウォッチ | 追加機能もある | 高価 |
まず、一般的なランニングウォッチは最低限の必須機能のみで値段が安価のため、ほとんどが2万円以下で購入できます。
一方、スマートウォッチは追加機能が高性能であるため値段が高価で、およそ2〜6万円前後が一般的です。
チェックポイント
まずは安価なランニングウォッチを使用し、自分に必要な機能が見えてきてから購入を検討するのがオススメ!
スマートウォッチは追加機能が魅力的ですが、選び方を失敗すると大きな出費となってしまうため、初心者がいきなり買うことはあまりオススメしません。
③ 使いやすさ
基本的には「求める機能」と「価格(コスパ)」で、自分に合ったランニングウォッチを探せば良いでしょう。
しかし、以下のように実際に使用してみないとわからないこともたくさんあります。
- 文字が小さくて、表示が見づらい
- ボタンの位置やサイズによって、走りながら押しにくい
- 期待していた機能が、使いにくい(機能が低い)
また、ランニング中に違和感を感じる「重さ」や「フィット感」では意味がないので、最終的にはこの「使いやすさ」も重要になってくるでしょう。
それでは、先ほどの必須機能と追加機能について、比較する基準を具体的に掘り下げていきましょう!
必須機能の比較基準
必須機能である防水機能とラッププメモリー機能について、最低限クリアしておかなければいけない基準を確認していきます。
防水機能
防水機能は、ランニング中の突然の雨や、夏場の汗でウォッチが濡れる際に絶対に必要です。
このような状況に対応するためには、最低限の防水機能として【5気圧】以上の防水機能のついたウォッチをオススメします。
ラップメモリー機能
次に、ラップメモリー機能はタイムを計測するうえで必要な機能であるため、必須機能になります。
ラップメモリー機能とは、計測したタイムを記憶・保存しておく機能であり、最低でも50LAP以上のラップメモリー機能があるものを選ぶと良いでしょう。
- フルマラソンで1kmごとのタイムを計測する場合
→ 42回分のラップメモリーが必要 - インターバルトレーニングを20本おこなう場合
→ 疾走区間と休息区間の2回押す必要がある
→ 40回分のラップメモリーが必要
このようなトレーニングができるようになると、100LAP以上のラップメモリー機能も必要になることが想像できるでしょう。
追加機能の比較基準
次は、追加機能の「GPS機能、連続駆動時間、心拍測定機能、スマホとの連携機能、音楽再生機能」について確認していきましょう!
GPS機能
まずスマートウォッチとして最初に求められる機能は、GPS機能でしょう。
以下の例のように、GPS機能があることによって様々なことが可能になります。
- 走行距離やペースを測定し、自動でラップが取れる
- 現在位置がわかるだけでなく、走った経路を後から確認できる
- 設定した目的地までの方向や距離などが把握できる
しかし、これらの機能については機種の性能によって使えないものもあるので、しっかり確認してから購入する必要があります。
単純に「その機能自体がない」ということもありますし、「精度が低く、距離の誤差が大きい」というように機能が低くて使えないということもあるので注意してください。
連続駆動時間
次に、GPS機能を備えたスマートウォッチは非常に高性能であるため、電池の消耗が激しいというデメリットがあります。
そのため、GPS機能と同時に重視しなければいけないのが、この連続駆動時間です。
選択肢 | 電源 | 充電 | 使用可能時間 | 値段 |
---|---|---|---|---|
一般的なランニングウォッチ | 電池 | 不要 | 2〜3年 | 安価 |
スマートウォッチ | バッテリー | 必要 | 数時間 | 高価 |
一般的なランニングウォッチは、一度の電池交換で約2〜3年ほど使用可能であり、もちろん充電の必要もありません。
しかし、スマートウォッチは、1回で使用できる時間が短く、充電時間も長く必要になります。
また、バッテリー切れでトレーニングを中断するといったことがないよう、あらかじめ充電状況を確認しておくことも必要です。
トレーニングの頻度と回数にもよりますが、連続駆動時間は最低でも8時間以上を目安に選ぶのがオススメです。
- 毎日1時間程度のトレーニングをする場合
→ 週に1回まとめて充電しておけば良い - フルマラソンに挑戦する場合
→ 大抵の人は、完走するまで充電がもつ
このように「手間がかからない」「自分の実力に合わせる」という視点や、使用していく中でバッテリーの持ちが悪くなることも考え、安心して使用できるものを選びましょう。
心拍測定機能
こちらの心拍測定機能もGPS機能と同様に比較的多くのランニングウォッチについている機能といえるでしょう。
心拍数を測定することによって、ランニングによる負荷を把握することができるため、効果的なトレーニングを実施するうえで非常に役に立つ機能です。
しかし、こちらも同様に機種の性能によって誤差が非常にあるため、精度の高いものを選ぶことをオススメします。
それと同時に、そもそも誤差は生じるものなので「参考程度に留めておく」という気持ちも必要かもしれません。
スマホとの連携機能
GPS機能や心拍測定機能によって測定した日々のトレーニング結果を、データとして残しておきたい人には必要な機能です。
その場合、スマホとの連携機能があればデータをスマホで管理できますし、パソコンに保存してトレーニングの経過を分析することもできます。
しかし、ここで注意すべきなのは、スマートウォッチの機種によってデータを管理するアプリが違うということです。
そのアプリの性能に応じて「データを活用しづらい」「使い勝手が悪い」ということもよく聞かれますので、あらかじめ調べておくと良いでしょう。
音楽再生機能
「音楽を聴きながらランニングをしたい」という人は多く、イヤフォンをしてスマホを片手にランニングしている人も見かけます。
しかし、それではランニング自体に支障があるため、この音楽再生機能の需要も比較的多いようです。
一般的には軽量のミュージックプレーヤーがオススメですが、音楽再生機能がついたスマートウォッチも非常に便利だと思います。
一方で、いろんな機能があって高性能ということは、電池の消耗が激しいということでもあるので、その点にも注意する必要があるでしょう。
マイベストウォッチレビュー
ここからは、これまでの経験から私が思うベストウォッチをランキング形式で紹介していきます。
実際に使用してみた感想なども紹介しますので、ランニングウォッチ選びの参考にしてください。
① SPORTS GEAR(CASIO)
こちらの「スポーツギア」は、コストパフォーマンスにおいて1位であり、「メーカーがCASIOである」ということと「価格の安さ」が選ぶ大きな理由です。
まず、CASIOは日本の時計業界の大手であり、信頼のおけるメーカーのため、性能や保証に関して安心して購入することができます。
また、上で述べたような最低限の必須機能を備えたランニングウォッチの中では、CASIOの商品は性能が高いのに価格が安く、コスパが最強です。
そのCASIOの商品のうち、この「スポーツギア」か「フィズ」という商品が5000円前後と一番安く、どちらかを選ぶのが良いでしょう。
こちらのフィズは、ラップメモリーが60と少なめですが、軽量性やフィット感はやや優れています。
ランニングウォッチを初めて買う人は、スマートウォッチを買う前に「スポーツギア」か「フィズ」を買うことをオススメします。
② スーパーランナーズ(SEIKO)
このスーパーランナーズは、性能や使いやすさの面で非常に人気があり、「すでにランニング経験のある人」や「お金に若干の余裕がある人」には、こちらをオススメします。
まず、セイコーも日本の時計業界の大手であり、信頼のおけるメーカーです。
性能としては、設定した時間でアラームが鳴る「リピートタイマー機能」がインターバルトレーニングなどに便利ですし、「ラップメモリー300」も非常に安心です。
また、使いやすさについては、「表示の見やすさ」「ボタンの押しやすさ」などの点で、一般的なランニングウォッチの中では最高ランクの商品と言えるでしょう。
③ RunOne50(SOMA)
このソーマのランワン50の一番の特徴は、見ての通り画面の角度です。
デザインや見やすさの面で人気があり、ランニングウォッチを初めて買う人には、こちらもオススメです。
カシオのフィズと比較しても、価格も機能もはほぼ同程度ですので、「安さでフィズ」でなく「デザインでランワン50」を選択しても良いでしょう。
スマートウォッチ
① ForeAthlete245(GARMIN)
GPS機能をもったスマートウォッチといえば、まず思い浮かぶメーカーとして「ガーミン」が挙げられるでしょう。
この「ForeAthlete」シリーズの特徴や選ぶメリットを簡単にまとめておきますね。
- GPS機能が正確で、走ったコースや距離、ペースなどの色々なデータが見られる。
- GPSが届かない室内などでも、内蔵のGセンサーによって、ほぼ同様に使用できる。
- アプリをダウンロードすればデータをスマホで管理できる。
- 使用しているランナーが多いので、使い方や機能面での情報も多い。
こちらの最新モデルでは、光学式心拍計で心拍数だけでなく「VO2Max測定」や「リカバリーアドバイス」機能も追加されています。
また、付属のランニングダイナミクスポッドを利用して、ランニングフォームの解析もできる優れものです。
② Apple Watch(Apple)
音楽再生機能をもったスマートウォッチといえば、まず思い浮かぶメーカーは「アップル」でしょう。
アップルウォッチは、GPS機能や心拍数計測も可能ですが、それ以外にもiPhoneの基本的な機能が使用可能です。
それらのメリットについて、具体的にまとめておきますね。
- 「音楽を聴く」「Apple Payを使う」「電話で話す」「メッセージに返信」が可能
- 運動の成果を記録し、 iPhone のフィットネスアプリで管理可能
- ランニング、ヨガ、水泳、ダンス、太極拳、ピラティスなどのワークアウトも可能
日常生活でも非常に便利な点や、スタイリッシュなデザインから、若者を中心に人気が高くなっています。
価格は非常に高価ですが、少し安いモデルもありますし、デザインや多機能を求める人にはオススメですよ!
さあ、ランニングウォッチを手に入れよう!
さて、ランニングウォッチ選びの参考になったでしょうか。
ここまで読み進めてもらえている時点で、ランニングウォッチ選びの基本的知識は十分です。
ただし、これらの知識だけでは不十分な点があります。
それは「経験」です。
ランニングウォッチもシューズと同様に、好みや相性などがあります。
これまでの情報も客観性を重視して書いてきたつもりですが、個人的な感想も含まれています。
やはり最後は、実際に使用してみた自分の感覚というものを大事にしてください。
それでは、ランニングウォッチと共に楽しいランニングをはじめましょう!
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